バセドウ病眼症

バセドウ病眼症と呼ばれる症状はなぜ起こるのでしょうか?

バセドウ病眼症と呼ばれる症状はなぜ起こるのでしょうか?

バセドウ病でみられる顕著な症状として、発汗やだるさ、疲れやすさなどがありますが、一部の患者の中には顔の印象が変わるほど眼球が飛び出てしまう場合があります。

 

これを本来の病名と区別して「バセドウ病眼症」よぶ場合があります。

 

いったいなぜ、このように眼球に異常をきたしてしまうのでしょうか? 

 

ここでは、バセドウ病眼症について解説してみたいと思います。

 

他の目の病気との区別が困難

バセドウ病と目の関係はとても深く、むしろ眼科医の元でバセドウ病であることが判明したケースも少なくないほどです。

 

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まぶたや目の筋肉が腫れる

バセドウ病を発症すると、まぶたや眼球を支える筋肉の組織が炎症を起こし、腫れる場合があります。これが、目を飛び出させる原因となります。

 

二重に見えてしまう

眼球を動かすための筋肉が腫れ、働きが鈍くなることで物が二重に見えてしまうケースがあります。それぞれを片目で見る分には問題ないとしても、両方で一つの物を見た場合に問題が起こります。

 

視力の低下

腫れ上がる脂肪により視神経が圧迫されてしまうと、視力が低下する場合があります。この症状はすぐに治療しなければなりません。

 

もともとの病気が治ってもバセドウ病眼症が治らないのはなぜ?

バセドウ病は、甲状腺ホルモンの分泌量が増えてしまうことで、体全体が働き過ぎてしまいます。

 

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これによりさまざまなトラブルが引き起こされてしまうわけですが、バセドウ病眼症の場合これらの症状とは大きく違う点があります。

 

甲状腺ホルモンの分泌量が増えてしまうのは、自己免疫機能により、甲状腺を刺激する抵抗物質が作られてしまうことが原因だと考えられています。つまりバセドウ病は自己免疫疾患なのです。

 

自己免疫疾患については、現在の医学でも解明されていない謎が多く、その治療も困難とされています。

 

▲眼球突出がどうして起こるのか解説しています

 

しかしバセドウ病そのものは、甲状腺の機能を低下させることで、治療することが可能となっています。

 

それに対してバセドウ病眼症が発生するのは、甲状腺を刺激する物質が、眼球周辺の組織を刺激してしまうためであると考えられています。

 

つまり甲状腺ホルモンの量が正常化することによって治療に成功したとしても、抵抗物質が止まっていないために、バセドウ病眼症は進行し続けることもあるのです。

 

バセドウ病とバセドウ病眼症は全く別の病気と考えて治療することが大切です。

 

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